SmartSlider3のカウントダウンレイヤーの日本語翻訳を修正する!他プラグインも応用可
Smart Slider3でスライダーを作り始めるとどうしてもPRO版が羨ましく感じます。
Smart Slider3のPRO版には魅力的なツールがたくさんあります。
何かのイベントがある時などは「カウントダウン」できるツールもあります。
ところが、このカウントダウンレイヤーには思わぬ落とし穴が!
デモ版を見ると、英語表記でブラウザーの翻訳だと正しく表示されています。
ところが、自サイトで編集する際の翻訳は明らかにおかしい日本語です。
たまにWordpressのプラグインの日本語訳がおかしい事はあります。
内部的のものなら、誤りも影響無いが、オープン画面で誤表記表示されると良くない。
今回はSmart Slider3のカウントダウンレイヤーの翻訳についてご紹介します。
カウントダウンレイヤー
Smart Slider3の説明は省きますが、愛用しているWordpressのプラグインのひとつです。
Smart Slider3には「カウントダウン」というレイヤツールがあります。
その名の通り、日付を入れればカウントダウンしてくれるツールです。
「日・時・分・秒」までカウントダウンしてくれるのでイベント等では重宝します。
クライアントに少し提案してみようかと思い、私はあまり使わないカウントダウンレイヤーを試してみる事に。
ところが…
カウントダウンレイヤーの日本語訳
カウントダウンレイヤーを画像に載せてみたところ…
「◯日・◯時・◯議事録・◯秒」と表示されます。
実際は数字の下にテキストが並ぶ形になります。
「議事録」は英語に直訳すると「minutes」で、確かに間違っていません。
ただ、ここでは日時分秒における「minutes」なので「分」になってないと日本語表記としては変になります。
これは直したい要素です。
カウントダウンレイヤーのサンプルを見ると英語ですが、ブラウザーで翻訳してみるとちゃんと「分」と表示されています。
という事は?
公式チュートリアル
Smart Slider3にはチュートリアルやトラブルシューティング等が閲覧できるサイトがあります。
サイト内検索で「翻訳」を検索し、見てみます。
Smart Slider3の日本語訳は全体の35%が翻訳されているようです。
35%とはいえ、基本的な使用は全然大丈夫です。
むしろ日本語にすると面倒な単語もあります。
チュートリアルによるとカウントダウンレイヤーは元々英語で表記される。
自国の翻訳をしたい場合は「.po」を編集すると表記されています。
日本語の場合は「ja.po」になります。
日本語で間違った表記なら英語に戻したかったのですが、強制的に日本語になっています。
「poファイル」は他のプラグインも翻訳ファイルとし存在します。
中身は異なりますがファイルの役割としては同じ。
他のプラグインで同様の事があれば確認してください。
誤翻訳の修正
今回は翻訳されているが、翻訳された単語が誤りであるという事。
poファイルの修正
チュートリアル通りに「poファイル」を見てみます。
WordPress
無料版:/wp-content/plugins/smart-slider-3/Nextend/Languages
Pro版: /wp-content/plugins/nextend-smart-slider3-pro/Nextend/Languages
上記の中に「ja.po」があります。
「poファイル」を修正する為にはテキストアプリが必要です。
「poファイル」は通常のテキストアプリでは編集できません。
チュートリアルでも紹介しているアプリ「Poedit」を使用します。
無料で使用できる為、便利です。
poeditでの修正
poeditで修正を加える事になりますが、まずは誤翻訳されている文言を探します。
日本語なので探しやすいですね。
目的の単語を探す事ができたら、下段の「対訳」に変更したい単語を記入します。
今回の場合は「議事録(minutes)」を「分(minutes)」に変更します。
変更が終了したらpoeditを保存します。
保存すると「jp.mo」ファイルが生成されていますので、アップロードします。
サーバー内に同名ファイルが存在しますので書き換える形になります。
poファイルに変更を加えた後に、Smart Slider3の編集画面に入ると修正されているのが確認できます。
直っていない場合は、キャッシュをクリアにしてください。
カウントダウンレイヤーの可能性
これまで日本人の皆さんはカウントダウンレイヤーを使っていなかったのか?
使ってはいるが、文字を表記させていなかった?
使用の際、同様に「poファイル」に変更を加えた?
店舗やイベント等で使用すると、とても有効な素晴らしいレイヤーです。
例えば下記のような使用方法があります。
- 限定販売が始まる
- ライブのチケットを申し込む締め切り
- イベントの開催日の案内
カウントダウン機能は、Smart Slider3以外でもできますが、Smart Slider3ならではのスライダーやレイヤーを組み合わせる事でひと味違った案内が可能です。
カウントダウンレイヤーの誤翻訳まとめ
様々なイベントに使用できるカウントダウン。
使い方次第で、ユーザーに視覚的に伝える事ができ、訴求する事ができます。
Smart Slider3の誤翻訳を見つけてしまったので、投稿後修正依頼しようと思います。
poファイルを送付して検討材料にしていただければと思います。
もし、修正されたらこの記事は必要無くなってしまいますが…
※本文の内容は執筆時のものです。
Posted by Masaya Konishi